こんにちは。
今回は、指しゃぶりがなかなかやめられなかった長女の体験談についてお話しします。
現在は中学生の長女ですが、赤ちゃんの頃からずっと指しゃぶりがクセでした。
「いつまで続くんだろう?」「やめさせた方がいいの?」
そんなふうに悩んでいた当時の私のようなママ・パパの参考になれば嬉しいです。
5歳になっても寝る前に指しゃぶり
長女が5歳になる頃、「さすがにそろそろやめた方がいいのでは?」と感じるようになりました。
本人も「ちょっと恥ずかしい…」という気持ちはあったようですが、眠る直前になるとどうしても指が口元へ。
何度も注意するのも辛く、でも放っておくのも不安で、親としてどう関わるか本当に悩みました。
「ゆびたこ」はうちの娘の絵本だった
そんな時に出会ったのが、「ゆびたこ」という絵本。
- 指しゃぶりをやめられない女の子の話
- 指にタコができて、ついにタコが話し始める…!
- 絵本の内容が、うちの子そのもの!
娘も自分と重ねて、「私のことみたい!」と笑いながら読んでいました。
可愛くて、今でも大切に本棚にしまっています。
ただ、この絵本を読んだからといって、やめられるわけではありませんでした。
試したけどダメだった方法
娘の指しゃぶりをやめさせるために、さまざまな方法を試しました。
🧣 ハンカチを手に巻く
- 寝る前に指にハンカチを巻いてみる
- 最初は効果ありそうだったけれど…
- 最終的に外して吸ってしまう
💅 苦味のあるマニキュア
- 市販の「指しゃぶり防止マニキュア」を使用
- 苦いため、日中は効果があります!日中のみのお子さんには効果ありです!
でも我が子は、夜の寝ている間にも無意識に吸ってしまうため、娘は苦味に我慢して吸ってしまいました
これらの方法は、どれも一時的な抑止にはなっても、根本的な解決にはなりませんでした。
指しゃぶりの問題は「子どもの気持ち」
いろいろ試す中で一番辛かったのは、娘が苦しそうな表情を見せる瞬間です。
「やめなきゃいけない」とわかっているのに、やめられない。
それを私が強く止めることで、娘自身が自己否定してしまうような雰囲気に…。
小学1年生の歯科検診でついに現実
案の定、小学1年生の歯科検診で指摘がありました。
- 「前歯が前に出ています」
- 「おそらく指しゃぶりの影響が大きいですね」
ついに現実と向き合う時が来たと感じました。
私が学んだこと:焦らず、心に寄り添う
今になって思うのは、無理にやめさせようとするより、気持ちを満たす関わりが大事だったということ。
- 不安な気持ちに寄り添ってあげる
- 言葉で責めない
- スキンシップを増やす
お互いのストレスを溜めず、「いつかは終わるか」と気楽に構える方が、その時がとても過ごしやすくなりました。
矯正治療がきっかけで指しゃぶりを卒業
小学1年生の歯科検診で前歯の出っ張りを指摘されたことをきっかけに、矯正治療をスタートすることになりました。
治療期間は約1年。少しずつ装置に慣れていき、見違えるほど歯並びが整っていきました。
正直、費用はかなりかかりましたが、「この子にはこれしかなかったのかも」と今では思います。
矯正装置をつけている間は、24時間ずっと金具が入っている状態。
自然と指を口に入れることができなくなったため、これを機に完全に指しゃぶりを卒業することができました。
あれだけ悩んだ日々が嘘のように、あっけなく終わりを迎えたのです。
まとめ:指しゃぶりは、子どもなりの「安心」の形
長女の指しゃぶりを通して、私は多くのことを学びました。
- 無理にやめさせることが正解とは限らない
- 子ども自身が「やめたい」と思うタイミングを待つことも大切
- 身体の変化(矯正など)がきっかけになることもある
今では、「あんなに吸ってたよね〜」と笑い話にできるくらいになりました。
もし今、小学生になっても指しゃぶりがやめられないことで悩んでいる方がいたら、
「いつか終わる」ということを、どうか忘れないでいてほしいです。
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